ケガのリスクがあるので仕事を辞めたいと思いました
金型製作の仕事はかなり大変でした。
高い精度の加工をするので集中力を切らすことは出来ませんし、小さなものを見るので目が痛くなってしまうのです。
それ以外にも、金属の粉を吸わないようにマスクをしているのですが、それでも少し吸ってしまいます。
金属中毒になる可能性も含んでいます。
工作機械は砥石が高速回転していますか、それに手があたってしまったら大怪我をしてしまうのです。
このような苦しい職場だったので仕事を継続していくことは難しいなと思いました。
疲労が溜まっていない時ならば怪我をしないように注意しながら仕事をすることも可能でした。
しかし、だんだんと疲れてくると危ない状況が増えてきたのです。
仕事を辞めたい・・・と思うのは当然のことだったように思います。
結局の所、私は退職をしてしまいました。このような仕事よりも楽なものは沢山あるからです。
自分に合っていないとも思いました。
稼げるお金をは少なくなったとしても、生活をしていけるだけのお金を稼ぐことは出来るものです。
辞めたいと会社に言った時に中々了承をして貰うことが出来ませんでした。
しかし、私はそのまま会社に行きませんでした。
そうしていたら解雇通知がやって来ました。
会社に来ない人間を雇い続けることは出来ないのです。
会社をやめてからは得意なパソコン関係の仕事をしていますが、これには満足しています。
自分に合わない仕事なら無理して続ける必要はありません。
人間には向き不向きというものがあります。
まずはそれを見つけることが大切なのです。
そして、その結果として自分の満足できるような環境で仕事をしていくことが可能になります。